日別アーカイブ: 2018.05.23

より身近になったEPSフォーム

先日、当店取扱いブランドのストリンガーレスEPSについてのブログを

掲載させていただきましたが、そもそもEPSとは何か?と お問合せを頂きました。

 

EPSとはサーフボードのベースとなるブランクス(フォーム)の素材の事で

長年に渡りサーフボード制作で歴史のあるのはPU(ポリウレタンフォーム)が主流でしたが

新素材の発掘で現れたEPSとは・・・・

軽量でライディング中の荷重が速くボードに反映される事で新感覚なライディングが特徴の

Expanded-polystyrene 通称EPSフォームの事を指します。



写真はCHANNEL ISLANDS フレックスバーに使われているEPSフォームの断面です。

EPS?どこかで見た素材だな・・・・とお思いの方もいらっしゃると思いますが

小さなビーズの集合体は「発砲スチロール」とほぼ同じ素材なんです。

調べると50年前にドイツで開発された発砲スチロールは、食材の保冷運搬などに

多く使用され、その発砲スチロールを研究と改良を重ね

近年サーフボード専用に開発されたのがEPSフォームだそうです。



EPSが商品化された当時は、強度やビーズの接着に問題が多かったそうですが

現在、世の中に普及しているEPSフォームは高品質なフォームが安定供給され

PU(ポリウレタン)に続き、EPSは世界中の波でサーフィンを楽しまれています。

しかし、強度はあるのですが耐熱性が弱くデリケートな取扱の注意も必要です。

EPSフォームをラミネートし強度を付けるのはファイバークロスとエポキシレジンになり

指でピンポイントで押してもまず凹みが少ないのですが、サーフィン中のフットマークは付きます

もちろんクラッシュによる破損はPU製と同じく修理が必要となります。



EPSフォームを使用したサーフボードが普及し始めた当時は

エポキシレジンによる修理ができる工場が少なく

高額な修理料金も掛かってしまう場合もありましが

現在は、サーフボードファクトリーの多くがEPS+エポキシレジンを取扱い

PUより少し割高になる程度で、修理価格もほぼ安定しているので

一般サーファーの方にもこれまで以上に所有もしやすく

より身近なサーフボードマテリアルになったと思います。


EPSフォームには無垢のウッドを挟みこんだPU同様のスタンダードなタイプが主流でしたが


フォームの発砲密度を上げウッドストリンガーを無くしカーボンでフレックスとねじれを制御する
ストリンガーレスカーボンEPS。


ウッドストリンガーの代わりに高反発スタイロフォームをサンドしたハイデンシティーフォーム


独自の特殊技術でEPSフォームを開発したチャネルアイランズのフレックバーなどなど
今や多種多様のEPSフォームを使用したサーフボードモデルが開発されています。


EPSフォームの他に、航空宇宙素材を使用した全く新しい高密度フォーム【VARIAL】など
現在は多種多様のサーフボードマテリアルも存在しています。

僕もサーフボードの基本となるPU素材の他に、これまで上記で紹介したそれぞれ特徴が違う
新素材をテストしてきましたが、それぞれに進化を経て非常に乗りやすく特徴がはっきりしていて
万人に楽しめるボードへ完成さた印象です。

スタンダードであるPU素材・完成され身近になったEPS・スポンジソフトボードなど
各自、楽しむ波を考慮しサーフボード選びの選択肢も増えました。

各EPSフォームの特徴や感想、サーフボード選びでご不明な点はいつでも相談して下さい。

明日は定休日。天候回復してきそうです!
雨の低気圧でサイズの変化もありそうですね。

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