【STACEY】 FACTORY MEETING 2019 #2 コアフォーム
オーストラリアは短期滞在になるので、空港から荷物を置き朝食を済ませすぐに向かった先は、シェイパーの「LEE STACEY」が愛用するブランクス「コアフォーム」の本社。
ツィードヘッドサウスに拠点を構える「CORE INDUSTRIES AUSTRALIA」
今回はステイシーサーフボードに関連するファクトリーとも細かいミーティングを重ね、僕も色々と勉強させて頂く事になります。
出迎えてくれたのは、昨年の来日時にお会いした社長のエリオット・ベムローズさん。
「CORE INDUSTRIES AUSTRALIA」内部には大きな工場と倉庫が併設されていて、大量のブランクス製造を行い、ここから世界中のサーフボードカンパニーやシェイパーへ送り出されているそうです。
AUS本社では、日本でほぼ見る事の出来ないフォームを熱発砲させる作業を特別に見せて頂きました↓
企業秘密の為これ以上写真は撮れませんでしたが、僕も初めて見る貴重な体験です。
釜から出てきたばかりのフレッシュなブランクスは、まだまだ暖くとても軽量です。
社長のエリオットさんが手際よく当て紙を剥がしていき、コアフォーム特有の真っ白なブランクスの誕生。
真ん中から綺麗にカットされたブランクスに、ストリンガーという心材を張り付付けていきます。
特殊なボンドで接着しロッカー(反り)を合わせ圧着固定し完成です。
世界各国の波に合わせ、ストリンガーも工場内に沢山ストックされていました。
長さもショートからロングまで多種多様です。
こちらは3枚の板を張り合わせ、世界的に流通量が多いプライウッドストリンガー。
このストリンガーが違う事で、サーフボードのフレックスや踏み込んだ時の乗り味が大きく左右されますから、ブランクスとストリンガーの組み合わせも最重要になります。
海外で販売されているサーフボードのフォームは現地の波に合うように選ばれているので、日本の波や日本人の脚力にミスマッチなのも納得できました。
「KIRI FLEX」made in Japan
その様なミスマッチを無くすために「STACEY SURBOARDS」と「STACEY JAPAN」では2018年から日本の波にマッチする材料とシェイプを追求し、シェイパーのLEEさんと協議の結果、海外では流通しない日本の桐を使用したストリンガー「KIRI FLEX」を日本正規品のみ選択できる様になっています。
日本の波に合う「KIRI FLEX」とは? ⇒ https://altoids-surf.com/contents/news/24771.html
日本の波に似たビーチブレイクで新しいストリンガーを使ったボードをテストしましたが、シェイプ以外での乗り味の違いが良くわかりますね。
肉眼で見てはいけないと言われる前に・・・じっくりと見てしまいましたが(汗) 強烈な光線を当ててブランクスに空洞や欠陥がないか念入りに検品。
元プロサーファーでもあるエリオットさん。愛用しているボードはもちろん「STACEY」でした。
コアフォーム工場スタッフの皆様、朝からありがとうございました。今日は日本人にマッチするブランクスや最新情報をたくさん勉強させて頂きました。
夕方、オンショアのデュランバーでボードテストを兼ねて皆さんとサーフ。
夏で水温が高いのでトランクスでOKですが、ウエットスーツを着ているのはクラゲ除け。
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